動物性の生薬について

動物性の生薬について

生薬に対して植物というイメージがあるかもしれませんが
実は生薬には植物性生薬と、動物性生薬の2種類があります。

動物性生薬はその名の通り動物です。
現在使われている動物性生薬には
セミの抜け殻、牛の胆石、ミミズ、熊の胆嚢、カキの貝殻、スッポンの腹甲、
古代の大型哺乳動物の化石、マムシ、ニカワなど
その他にも数多く動物性の生薬は存在しています。

生薬には保険適用薬もありますが
全ての生薬に関して保険が適用する訳ではなく
保険適用約として使われてない生薬もありますので注意が必要です。

代表的なのは蝉退やち地竜があります。
蝉退とはその名の通り蝉のことですが
蝉の抜け殻の事をいいます。
筋赤クマゼミの仲間の幼虫の抜け殻で
主に中国の山東省、雲南省からの輸入品になります。
この効能は解熱、鎮静、口渇、目の充血や、咽頭の痛みを改善に役立ちますが
更に体熱を冷ましてかゆみも止める効果があります。
主にアトピー性皮膚炎や老人性掻痒に使う事が多いようです。

地竜はあまり見慣れない感じですが
モグラ?と思った人も多いかもしれませんが、ミミズの事を言います。
ネズミを干して乾燥したものになりますが、
日本で流通している地竜のほとんどはふとネズミの腹部を裂き
内臓を除去して乾燥させた物が一般的です。